NFTを出品してみたいけれど、ガス代が高くてEthereumには手が出せない…そんな方におすすめなのがSolana(ソラナ)ブロックチェーンです。高速で安価なトランザクション処理が可能なSolanaは、初心者でもNFT出品に挑戦しやすい環境を提供しています。
この記事では、Solana上でNFTを出品するために必要な準備と、代表的なNFTマーケット「Magic Eden(マジックエデン)」を使った具体的な出品方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
Solanaとは?他のチェーンとの違いをおさらい
🔗 関連リンク:NFT出品におすすめのブロックチェーン比較
Solanaは、高速かつ低コストでトランザクションを処理できるブロックチェーンです。 Ethereumと比較すると、次のような違いがあります:
項目 | Ethereum | Solana |
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手数料 | 数百円〜数千円以上 | 1円未満 |
処理速度 | 数十秒〜数分 | 数秒程度 |
ウォレット互換 | MetaMaskなど | Phantom(専用) |
対応マーケット | OpenSea、Foundationなど | Magic Eden、Tensorなど |
SolanaはNFT出品において「コストを抑えたい」「スピード重視」という方に特に向いています。
SolanaでNFTを出品するために必要なもの
💡 Solana対応のマーケットプレイスには「Magic Eden」のほかにも「Tensor」「Solanart」「Exchange.art」などがあります。
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Tensor:トレーダー向け機能が豊富で、急速にシェアを拡大しています。
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Solanart:アート系NFTに特化したマーケットプレイスです。
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Exchange.art:1点もののアート作品出品に強い、アーティスト向けのプラットフォームです。
ただし、初心者にとって最も使いやすく、情報も多いのはMagic Edenです。本記事では、はじめてのNFT出品に最適なMagic Edenを中心に解説します。
NFTをSolanaチェーンで出品するためには、以下の準備が必要です:
1. Phantomウォレットの作成
🔗 関連リンク:NFTウォレットとは?MetaMaskの作り方と使い方を初心者向けに解説
PhantomはSolana専用のウォレットで、Chrome拡張機能またはスマホアプリとして提供されています。
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公式サイト:Phantomウォレット
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ウォレット作成時にリカバリーフレーズ(12語)をメモ
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パスワードを設定し、ウォレットを起動
2. SOL(ソラナ)トークンを用意する
NFTの出品には少額のSOLが必要です。国内取引所(例:bitFlyer、Coincheck)でSOLを購入し、Phantomウォレットに送金します。
3. Magic Edenの準備
Magic Eden(公式サイト)はSolanaに特化したNFTマーケットプレイスです。MetaMaskでは接続できず、Phantomが必須です。
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サイトにアクセス後、「Connect Wallet」→Phantomを選択
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ウォレットのポップアップで接続を許可
Magic EdenでのNFT出品ステップ【実践ガイド】
Magic EdenでのNFT出品は、Phantomウォレットとインターネット環境があれば簡単にできます。ここでは、実際の操作手順を超初心者にもわかりやすく、丁寧に説明します。
ステップ1:ウォレット接続
Magic Eden(公式サイト)にアクセスします。
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画面右上の「Connect Wallet」ボタンをクリック。
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「Phantom」を選択します。
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Phantomのポップアップが表示されるので「接続」を許可。
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接続が完了すると、自分のウォレットアドレスが右上に表示されます。
ステップ2:NFT作成画面にアクセス
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トップメニューの「Create」をクリックします。
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「Mint NFT(NFTを作成)」というボタンを選択。
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「単体のNFTを作る」か「複数のコレクションを作る」かを選びます(初心者は単体がわかりやすいです)。
ステップ3:作品情報を入力
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アップロード:画像ファイル(JPG/PNG/GIFなど)を選択しアップロード。
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タイトル:NFTの名前を入力(例:My First NFT)
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説明文:作品の説明(任意)を日本語でもOK。
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属性:キャラクターの特徴や背景などを入力可能(省略可)。
ステップ4:コレクション設定とロイヤリティ
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新規コレクションを作成するか、既存のものを選択します。
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クリエイター名、アイコン、紹介文などを登録。
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ロイヤリティ設定:NFTが転売されたときに得られる報酬率を5〜10%程度で設定可能。
ステップ5:価格と出品手続き
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出品形式を選択:固定価格(Buy Now)かオークション形式。
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価格を設定(例:0.1 SOLなど)
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確認画面で詳細をチェック。
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「List NFT」ボタンを押し、Phantomウォレットで署名を求められたら「承認」。
✅ 出品が完了すると、自分のNFTがMagic Eden上に公開され、誰でも購入できるようになります。
よくあるトラブルと対策
出品できない・画像が反映されない
→ ブラウザを更新 or キャッシュ削除。画像サイズにも注意。
SOLが反映されない
→ 取引所の送金ステータスを確認。アドレス入力ミスに注意。
接続が切れる・Phantomが動かない
→ Phantomを一度再インストール or ブラウザの拡張機能設定を確認。
Solana出品のメリットと注意点まとめ
メリット
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ガス代がほぼ無料(1円未満)
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出品スピードが速く、即時反映されやすい
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新興アーティストでも出品ハードルが低い
注意点
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OpenSeaとの連携は一部制限あり(OpenSeaのSolanaサポートは限定的)
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Phantomなど新しいウォレットに慣れる必要がある
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Magic Edenは英語UI(2025年現在)だが直感的で使いやすい
よくある質問(Q&A)
Q:Solanaで出品したNFTはOpenSeaにも表示されますか?
→ 一部表示される場合もありますが、Magic Edenで出品したNFTは主にSolana系マーケットで取引されます。
Q:スマホからも出品できますか?
→ はい、PhantomアプリとモバイルブラウザでMagic Edenにアクセスすれば出品可能です。
Q:ロイヤリティの設定はどれくらいが一般的?
→ 5%〜10%が目安です。高すぎると購入されにくくなることがあります。
まとめ|Solanaで手軽にNFTを出品してみよう
Solanaは、NFT初心者にも優しいブロックチェーンです。PhantomウォレットとMagic Edenを使えば、手数料を抑えながら気軽に作品を出品できます。
Ethereumに比べてコスト面・スピード面で優れており、「まずは試してみたい」という方に最適です。この記事を参考に、ぜひSolanaでのNFT出品に挑戦してみてください。
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